非すてーぶるでぃふゅーじょん (1)
この記事は平穏な生活を送りたいぴょこりんクラスタ Advent Calendar 2022のために書きました。
背景
繰り返すことの重要性
先日の記事では何度も『私に天使が舞い降りた!プレシャス・フレンズ』を映画館で見たことについて言及しました。第2週の特典のために8回映画館に行っていますが、そのあと第3週、第4週目に加えて合計3回ほど見に行っています。11回観たことになりますね。明らかにフルタイム労働者かつ社会人博士課程在学中の人間のキャパを超えています。
それはそれとして、重要なのは繰り返し見返すことで毎回新たな発見があり、より高い解像度で作品を理解することができたということです。最初は乃愛ちゃんにばかり目がいっていましたが、よりかの(小依ちゃん×夏音ちゃん)の重要性を再認識したことは前回言及した通りです。
情報、コンテンツがあふれている現代、我々はザッピング的にこれらを大量消費することを生産性が高いと錯覚してしまっているのでないでしょうか?まぁ11回同じ映画を観るのは明らかにやりすぎなんですが、一つのモノ・コトにもっと時間をかけて、高い解像度で咀嚼する、そういったプロセスが時には必要なのではないでしょうか?
画像生成エーアイの登場
midjourneyやNovelAIの画像生成など、気軽に誰でもWebサービスから画像生成が出来るようになりました。このような技術によって創作のプロセスやビジネスなどにおいて大きなインパクトが生じるのではないかと期待されています。加えてこのような技術が登場すると、もう絵を描けるようになるモチベがなくなってしまうといった意見もネット上で見かけることがありました。
・・・・本当に???????
僕は逆張りオタクなので思いました。
『そんな時代だからこそ絵が描けるようになりたい』
というわけで今日のテーマはこちら。
『繰り返し同じもの描き続けたらめっちゃ理解度が高まるか検証してみた! 』
これはお絵描きエーアイの普及と劇場版わたてん公開が同じ年にあったこと、そしてそんなタイミングで僕が偶然生きていてしまったことによって生じた狂気の記録です。
やったこと
というわけで映画を見まくっていたら健康になり脳もキマってしまったので、ひたすら絵の練習をしました。以下のルールを設定しました。
- アナログで描く(画用紙と2B鉛筆)
- 消しゴムは使用禁止(としたが、途中から使い始めてしまった)
- 1日1回を目標、気が向けば複数回描いても良い
- 描く対象は変えない
- 描く時間は20分目安で
同じ映画をいっぱい見たら深い理解が得られたのと同様、同じものを何度も描くことにより高い解像度で絵について理解が深められるはずです。
20分位目安は普通に研究も労働もあるのでまぁという感じ。基本は朝早く起きれたとき、お昼休み、寝る前にちょこっと描くくらいの感じを想定しています。そのあたりを考慮すると手軽さの観点でもアナログで描こうという判断。消しゴム禁止はちょうどTwitterかなんかで、「アニメーターになりたいやつはとにかく描け、消しゴムは使うな」みたいなやつを見かけたのでとりあえずそうしてみた位のノリです。
ちなみにこれやろうって決めたのは10回目のわたてんを新宿のEJアニメシアターで見たときで、テンション上げるために世界堂でスケッチブックと鉛筆買いました。
描く対象の選定
描く対象の選定についてですが、まぁわたてんで脳がキマっていたのでわたてん関連のものを描く以外の選択肢はありません。加えて参照性が良いように、電子データとかではなくちゃんと紙に描いてあるやつがよさそうです。というわけで映画の特典色紙を対象としました。
選択肢は乃愛ちゃん(左上)、小依ちゃん(右上)、夏音ちゃん(左下)、シークレット(松本、右下)のいずれか。 うーんめっちゃ悩・・・まなかったです。夏音ちゃんを選定しました。顔全体写ってないのは流石に厳しいし、髪長いと難しそうなので・・・・。
結果
というわけで1か月かけて50枚(買ったスケッチブックの枚数分)夏音ちゃんを描きました。 記念すべき50枚目はこちら。
『ん???????』
いや、読者の皆さんがご存じかどうかはわからないのですが、僕別に絵描けないんですよね。まだバランスに若干難ありな気がしつつ、いや文字通り自画自賛なんですが、思ったより圧倒的理解をしてしまいうまくなったような気が・・・?
記事の数を増やさなきゃいけないので、次回は50枚描く過程の考察編です。